続 小保方さんのこと

 小保方さんは博士論文の画像や参考文献もコピーペーストしていた。画像はコスモ・バイオ社が作成しホームページに掲載しているマウスの幹細胞の写真。見る限り全く同じ細胞だ。また、論文の最後に添付することになっている参考文献リストもコピペだったようだ。2010年に台湾の研究者が医学誌で発表した論文の文献リスト53件のうち、38番までをそのまま使用している。結果として、論文の内容とは関係ない文献リストになっていて、一部文字化けしている文字もあるとのこと。コピペ元の文献リストは著者名のABC順で並んでいて、38番目の文献はPで始まる姓のため、小保方さんの文献の著者名はPまでに偏っているという不自然さがあった。

 こうなると、論文の内容はほとんどコピペで、研究結果は嘘だったのではないかと疑ってしまう。当然STAP細胞も・・・

 小保方さんはものすごくいい加減で、非常に倫理観に欠ける人間だということなのか?希代のほら吹きなのか?私は一夜にして彼女に対する評価を一転させてしまった。おそらく、彼女は今後、リケジョとしてその世界で生きていくことはできないだろう。再出発は無理かもしれない。

 そして、このようなことは彼女だけが特別ではないように思える。たまたま非常に注目されただけで、似たようなことを大なり小なりやっている研究者は意外と多いかもしれない。

 小保方さんの博士論文は大学における博士取得のいい加減さも露呈した。今回の件で、これだけは良かった。